お住まいの国で発行された「写真付きの身分証明書」を持っていますか?
写真付きといえば、パスポートがよく想像されますが、他にアメリカでは「免許証」か「IDカード」も写真付きでよく利用されています。(学生さんなら学生証もあり! )
今回はIDカード(Real ID)の申請についてご紹介します!
記事内容は以下のどれかに当てはまる人にオススメ!
●これから免許証かID発行しようか考えている方
●車の運転はまだ先 / する予定がない方
●Real IDって?と気になった方
IDカード申請に至るまでの体験談から述べているので、申請方法だけ知りたい方はスキップして「IDカード申請方法」まで飛んでくださいね☆
現地の身分証明書を持っているメリット
私個人の意見ですが、
アメリカにとって外国人である私が持っている写真付き身分証明書は、日本のパスポートしかなく、銀行口座開設や携帯プラン契約を結びたい時によく「Do you have a driver’s license or ID?(免許証か身分証明は持っている?)」と聞かれ、どちらもないので困った経験をしています。
電話は夫の名義で契約が完了し、銀行は他に私宛に届いた住所証明ができれば自分の名義でも口座開設ができるのですが、パスポートや国際免許証しか持っていなかったので疑わしい目で見られていた気がしてしょうがない。
アメリカで運転される方は、出来るだけ早くに筆記と実技テストを受けて免許証発行することがオススメですし、そうでない方も免許証機能が付いていないIDカードをGETするのが個人的にオススメです!
それがあるだけで、アメリカ生活が2倍スムーズになるな~と、免許証を持っている夫を見ていてよく思います。笑
お酒を買う時もいちいちパスポートを持ち歩かなくて良くなりますしね!
私は運転免許を取ろうとしながらも、運転の機会がほとんどないので先延ばしにしている間に国際免許証の期限も切れて、やっとIDカードだけ先に申請しようと決断。
「IDカードよりも運転免許がいいんだけど」という方向けに以下にて少し流れを説明します。
運転免許証が発行されるまで
筆記試験
↓
合格なら、仮免許発行(紙)と運転練習ができるようになる&実技試験の予約
↓
実技試験
↓
合格なら、運転免許証の発行手続き
●筆記は18歳以上なら30/36問正解で合格が貰えます。(日本だと90/95問だからラクなのでしょうか)
テストは、パソコンで行い、日本語でも受験可能です。
[word_balloon id=”3″ size=”M” position=”L” name_position=”under_avatar” radius=”true” balloon=”talk” balloon_shadow=”true”]夫は英語で勉強して、日本語で筆記試験を受けましたが、日本語表記が少し分かりにくく、1回目試験に落ちました(笑)。3回まで受けれるので2回目は英語にしてみたら無事に合格![/word_balloon]
●実技試験では、車所有の方(職場の人や家族、友人など)の運転で会場に向かい、試験官と身分証明や保険チェックなどを行う。車所有者がスタート地点に車を持ってきて、そこから試験官と受験者のみ乗ってテスト開始!
車所有者は、その間待たされます。
筆記テストは無料で練習できるサイトもよくあるので、勉強しましょう!
IDカードの申請方法
免許証デビューしようと、勉強無しで筆記試験10問チャレンジをして7問しか正解できなかった私は免許証は急がないことにして、ID申請を先に行いました。
カリフォルニア州で申請する
DMV( Department of Motor Vehicles ) という機関が免許証やIDカード発行を管理しています。
DMVのウェブサイトはこちらから
Real IDを選択
Real IDとは、
連邦政府が認めた身分証明書のことで、免許証もしくはIDカードにて発行されます。カードの右上に金のクマと星が付いています。
2021年10月以降、
飛行機で国内線利用する際に、このReal IDを所持しているとそのまま搭乗が出来ますが、従来の免許証かIDカードの場合は不可となり、別に身分証明書(パスポート等)が必要になります。
行く機会があるかは別として、連邦政府が運営している機関への入場も同様だそうです。
IDカード(Real ID機能付き)申請のステップ
揃えておく書類
・パスポート
・VISA
・I-94
・SSN
・自分宛てに届いた住所&名前証明が出来る(水道代や携帯等の請求書や領収書、保険や家の契約書等)の書類【2枚】
もし申請する方が、SSN所有資格の対象でない、名前&住所証明ができる書類が手元にない場合は、他の選択肢もあるようですが詳しくは問い合わせをしたほうが良さそうです。(日本の戸籍謄本でも有効なのか等. . .!)
I-94の確認、SSNの申請については
こちらからどうぞ!
>>アメリカ到着後に行う手続き<<
書類が揃ったら次へ進もう
1.DMVウェブサイトで、onlineアカウントを作成。(Emailアドレスと電話番号が必要です)
2.マイページで名前・住所・誕生日等を入力する。
3.オンラインでアプリケーションを提出する。用意した書類の写真を撮ってアップロードすることができるので指示に従って行う。
4.全て完了したら、confirmation codeという数字が出てきます。
5.ここまで来たら、アップロードした書類を全て持参して最寄りのオフィスへGo!
6.オフィス入り口で、検温チェックされます。「I’ve already submitted all documents online. (オンライン申請しました)」と伝えると、書類チェックしてくれ合格なら中へ進めます。携帯に受付番号を送ってくれます。
一つでも足りていないと即返されるので
持ち物要チェック!
7.中に入ると椅子があるので座って待ちます。呼ばれたらカウンターに向かって、担当者の指示通りに進めます。
聞かれる内容の例をご紹介!
● Is this your original ID?
(初めてのIDですか?)
● Have you ever applied for any IDs in California?
(カリフォルニアでID申請したことありますか?)
● Do you have any other IDs issued by the US?
(アメリカで発行されたIDを持っていますか?)
● Show me all the documents, please.
(書類を全て見せてください。)
● Check those lists and tap NEXT.
(そこのリストを確認して、NEXTをタップしてください。)
カウンターでやり取りした私の不備について
※私のアップロードした写真に不備があり、担当者さんが手直しをしてくれました。(写真アップロード時は折り目も正して、全て記載しましょう)
※水道・電気の会社の書類を持って行きましたが、請求書でなくお知らせの手紙だったので危うく返されそうになりましたが、公的機関からの手紙とアカウントナンバーもあったので許可を貰えました!
※病院「Pathology(病理)」からの請求書を持って行き、入り口ではOKでしたが、カウンターの担当者さんに引っかかり、「これはメディカル請求書ではない。メディカルとは、医者からの請求書のことです。これは違う。」と言われ、「入口ではOKでしたけども?」と伝えると、「再確認するわ。」とMGさんに再確認してくれOKでした。
8.無事にすべての確認が終わると、指紋採取を行い、写真ブースへ向かいます。
9.サインを書いて、写真は「笑ってね~」と言われて撮られ、終わったら「2~3週間で届きます。」と告げられ、出口から退室。
以上!
近くで免許の筆記試験を受けている人が何人か居ました☆
長くなりましたが、これからID申請をする方の参考になれば幸いです(^^)