アメリカで病院探しと医療保険制度はややこしい!ー病院に行くまでに確認しておくと便利なことー

アメリカ生活
This article can be read in about 7 minutes.

アメリカに来て不便だなと思うことの一つが病院探し。慣れている方からしたらなんのことでもないのでしょうが素人同士の夫と私の我が家では「病院にお世話にならなければならない?」となったらできるだけ“自力で!”とか“自然治癒力を信じよう!”とか言って病院探しと後回しにしようとする傾向があります。

行くのが億劫になるのは、
<もともと病院に通うのが好きではないこと>
<コロナでできるだけ病院を避けたいこと>
そして、病院探しが意外と手間で時間がかかることが理由です。

今回皆さんにお伝えしたいことは、

病院に行きたい時に行けるよう
事前準備をしておきましょう!

英語が伝わるのか等も気になりますが、ベイエリアには日本語対応のクリニックもあるので有難い☆南カリフォルニア(LAやオレンジカウンティ辺り)はより充実しているようです!

我が家の「病院行きなよ!」ケースで 行けなかった&行かなかった例

本題に入る前に市販薬でなんとかしたケースを少しシェアさせてください。

● 火傷 手にお湯か油か忘れましたがどっちかかかって結構ひどい火傷。日本でだったら確実に病院で手当てしてもらってたな. . .(ネット検索&市販薬手当で今は治っています!箇所的に回復力が強い皮膚層だったのでよかった☆)
● 風邪 これは多少の熱ぐらいなら市販薬で治そうという考えの方も多いのでは?我が家もこのケースです。(ちなみにアメリカ人もそういう傾向がある人が多いみたい!)
● 外耳道炎 耳の中が腫れてしまい痛い痛い。顎を動かしても痛い。病院行きたかったけど行けるころには少し痛みが引いてもう自然治癒の道を選びました。(熱がなかったのと眩暈もなかったので市販薬の痛み止めで乗り切った)
● 歯茎の腫れ 日中何も食べれずプロテインシェイクで乗り切る。夜はヌードルとスープで流し込む。外耳道炎の時もでしたが誰とも何も話したくない(痛いから)。市販の痛み止め軟膏を塗ると感覚麻痺!あかんのでは?ぐらいに感覚無くなって市販なだけにすぐ元通りで痛い(笑)。(これまたネット検索や痛み止めで乗り切った!)

※休日と被ったり、仕事事情で、私達は自己責任で自力回復ですが、皆さんは病院に行ってくださいね!
!!言わずもがなで早くクリニックや歯医者さんに行く方が適切な対応で早く治ります!!
☆本題の病院探しで困らないために事前に確認しておきたいことを以下に記載します☆

アメリカで病院に行くまでに確認しておくと便利なこと

①In Networkなのかを調べる!

病院に予約する前に必ずIn Network(自身が加入している保険会社の保険適用可)であるかを確認が必要です。

病院探しの方法は大きく3つあります。

1.自分の症状に合わせて近隣の病院を検索➡その病院のサイトで自身の保険適用可か調べ、予約。

2.自身の保険会社のマイページからIn network(保険適用可)の病院を探して予約。

3.行きたい病院が見つかったら、自身の保険会社のマイページで病院名を入れて検索し出てきたら、予約。

医療費用が高いアメリカなので適用無しだと金額がすごいことになっちゃいます。

提携アプリの便利な使い方

夫と私の加入している保険は大手会社のものでアプリもあり比較的便利に使うことができます。保険もベイエリアの日系クリニックや大きいホスピタル(病院)とも提携しています。

アプリ内の検索機能で、クリニックや病院名を入れて検索して表示されると保険会社の保険適用可と分かるので In Networkを調べるのにアプリは結構活躍してくれます☆

提携アプリのちょっと不便な所

症状別で検索すると

「もうどれを選んだら正解なの~!!!!!」

ってなるぐらい中々分かりづらいのです。

と言いますのも、例えば earache(耳の痛み)で検索すると、
ドクターの名前がズラっと出てきて、住所・電話番号が共に記載されているだけなんです。

「はいっ?」

ってなるんです。

病院はどこなの?病院も分からないのにいきなり電話はしたくないよ。となるんです。

病院名を知りたい場合は住所をコピーしてネット検索すると出てきます。出てきますが不便に感じてならない。そんな作業を繰り返していると行く気がどんどん無くなってきて“自然治癒を目指そう!”とか考えだします。

探し方と面倒くさがりなところがいけないんですが. . .(^-^;

保険会社とアプリサービスの種類にも依りますが
病院検索をする時は先にネット検索で情報を調べてから保険アプリでIn networkなのかを調べることがオススメ♪

②Accepting all parientsかを調べる

“一見さんお断り”の医療施設も多いアメリカ。

Accepting all patients(すべての患者さんを受け入れしています)という意味で、
初めて行くクリニックや病院の場合は要チェック!

accept(アクセプトゥ): 受け入れる
all(オール): すべての
patients(ペイシェンツ): 患者さん達

逆に、
Accepting Existing Patients Only(診察歴ある方のみ受付します)と記載があると、診察してもらえないことがあるので希望がある場合はドクターに確認が必要です。空きがあれば受け入れしてくれることもあります。

ちなみにEmergency Room(救急)だと費用が通常よりかかること混んでいると待ち時間がとても長いですが診てもらえますよ!

③Estimated costを調べる

アプリ機能について、前述したIn networkかについて調べる時に役に立つに加えてもう一つ便利な機能があります。

“おおよその費用”を調べることが出来ます!

Estimated Cost(概算の見積もり)をアプリ内で調べることが出来るので病院同士を比較してじっくり検討できるところが便利ですよ!お住まいの地域によって平均費用も変わってくるので違う郡や州の情報を知りたいときにもこのアプリが役立ちます。

費用を調べれる画面では大体以下のことが表示されます

Average Cost Near 〇〇〇(あなたの住んでるエリアの平均費用)

Estimated Total Cost(予想される全体の金額)

Insurance Pays(自身の保険会社がカバーしてくれる金額)

Estimated Out-of-Pocket Cost(あなたが支払うであろう金額・実費)

average(アヴェレッジ): 平均の
estimated(エスティメイティッド): 概算の
insurance(インシュランス): 保険
out-of-pocket: 自己負担

保険会社によって機能が多少変わるとは思いますがアプリを活用すると楽に調べることができます!

医療保険についてもう少し詳しく

☆加入されている保険の種類によりカバー内容や金額負担は異なります。

★私達の場合は基本的な医療・妊娠&出産・歯の治療が保険でカバーされています。

☆診察をしてもらうお医者さんや場所によって支払金額が異なります。
例:基本的には3000円弱を毎回支払う、もしくは負担額0円。スペシャリスト枠の手当・診察を受ける場合は5500円弱の支払い。救急にお世話になったら1万2000円弱を支払う。

★診察内容によって同じ病院内でも保険適用のもと・適用外のものがある

☆保険会社によって通訳を無料でつけてくれるところがある。(病院が無料で対応してくれることもあります)

★オンラインで症状を説明して診てもらえるバーチャル通院が可能。感染リスクを抑えるための対応

最後に
今回皆さんにお伝えしたかったことを再度確認!

病院に行きたい時に行けるよう
事前準備をしておきましょう!

いざ病院に行きたいときに慣れない人が調べ出すとほんとに手間がかかって、ただでさえ症状でしんどいのにさらに打撃(私達夫婦のように. . .)
健康な間に候補のクリニックや病院を調べておきスムーズに通えるようにしておきましょう!

アメリカ生活を開始される方や訪れる方が病院探しで困りませんように!

Copied title and URL